私とカジュアル面談そして候補者体験
Oct 24th, 2023
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- id: Songmu (ソンムー)
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- Full Cycle Development
私のLaprasスコア
色々な発信をしていることもあって、スコアが実力以上に高いです。
ヘンリーについて
採用関連概要
- シリーズB
- 社員50人弱
- 言語: Kotlin / TypeScript
- クラウド: Google Cloud
- 絶賛採用中
私は何故ここにいるのか
- エンジニア採用歴9年
- 以前の職場では、CTOとして社内全体の採用組織を立ち上げたことも
- 現在はヘンリーのVPoEとしてプロダクトチームの採用にフォーカスしている
- フルタイムの人事はいない
今日話せそうなこと
- 採用につながる技術ブランディング
- エンジニアにおけるリファラル採用
- カジュアル面談
→ カジュアル面談の話をします。他の話は懇親会などで
小賀 昌法さんとのカジュアル面談
2013年のこと
- 当時 VOYAGE GROUP CTO
- 現 LayerX VPoE
カジュアル面談に行った理由
- 継続的に情報交換していたエージェントの方からの打診
- VOYAGE GROUPは友人の強力なエンジニアが転職していたので興味があった
- CTOの方と話せるのは魅力的だった
カジュアル面談の体験
- CTOの方が直々に話をしてくださったという体験
- 「VOYAGEのことはご存知ないと思いますけど」から始まった
- 相手に寄り添う
これが私のカジュアル面談の原型
- トップエンジニアが出ていくという「おもてなし」
- 会社側はエンジニアに「選んでもらう」側であるという意識
- 相手のことは事前にちゃんと調べておく
私と小賀さんとのその後
- VOYAGE GROUPに入社することは無かった
- 副業でエンジニア社外評価者として関わらせてもらった
選考体験を良くする
採用面接でも
- ちゃんと相手を下調べしておいて、相手の良さを引き出す
- 相手の得意領域を調べておく
- 話題をいくつか用意してシミュレーションしておく
- これは私が即興のコミュニケーションが苦手というのはある
- 「お互いにとって有意義な場にしたい」
- お互いが選ぶ立場
- でも採用基準は下げない
採用基準は下げない
- そのおかげもあってか入社に至った方の採用に失敗したと思ったことは無い
- お見送りだと判断しても、選考体験を落とさないことを強く意識する
- ミスマッチ・実力不足に気づいてもらう
- 有用な情報を持ち帰ってもらうことも特に意識する
- ミスマッチの方を採用したらダメージが大きい
判断軸
以前の職場で、エンジニアに限らず軸にしていたもの。
- プロフェッショナルスキル
- ベンチャーマインド
- 不確実性や変化の激しい状況に対するソフトスキル
- リーダーシップやネガティブ・ケイパビリティなど
- カルチャーフィット
- 会社のカルチャー・バリュー等への共感
- チームとの相性
ベンチャーマインドとカルチャーフィットを分けて考える
退職者が出た時に「あの人はベンチャー/スタートアップに向いてなかった」
←本当に?
選考体験が良ければ入社後の立ち上がりも早い
- 会社側も本人も活躍するイメージが湧いている
- 「この人は/自分なら、活躍できるだろう」
- 仮に入社後躓いたとしても、活躍できるように周りが自然と支援する
- 迷ったらお見送りしたほうが良いのはそのため
- 当人が躓いた時に会社側が「やっぱだめだったか」となりやすく、粘れない
- 認知バイアスを逆手に取る
選考体験の良さは入社に至らなかった人にも効く
- お見送りした人が私のプロダクトを次の会社で採用してくれたり、個人的に製品を買ってくれたことが何度もあった
- 辞退されてしまった場合でも、別の人を紹介してくれたり
- → 先行体験を通して会社のファンになってもらうことが裏目標